2006年(平成18年)9月20日付けの神戸新聞夕刊にて紹介していただきました。

心身障害者も安心 理容室
髪のおしゃれバリアフリー
神戸市西区の福永さん ボランティア機会に開業
車いすのまま散髪できるスペースを設けるなどし、心身障害者の散髪も手がける理容室がある。神戸市西区枝吉四の「Weathercock(ウェザーコック、風見鶏)」=福永純一さん(30)経営。障害者らの散髪ボランティアがきっかけで店を開いた福永さんは、「障害者もおしゃれを楽しんで」と呼び掛ける。(大月美佳)
「障害者もおしゃれで自己表現を」と話す福永純一さん=神戸市西区枝吉4
広さ約十九平方メートル。いすは知的障害者が認識しやすいオレンジ色に。洗面台は出し入れでき、足が動いてしまう人もゆったりと座れる。自閉症の人には事前に、店内の写真を撮って送るなど、リラックスしてもらえるよう心を砕く。
「シャンプーに慣れるなど、苦手を一歩一歩克服して自己表現してくれるとうれしい」という福永さんは、パーマ液やカラー用の染料も各種、取りそろえた。
福永さんは十八歳から十一年間、神戸や大阪の理美容院に勤務。丸刈りやおかっぱが多い障害者の髪型に疑問を感じ、約六年前、障害者らの散髪ボランティアを始めた。障害者らの気持ちを理解し安心してもらおうと、ホームヘルパー一級の資格も取った。
やがて、責任を持って仕事をするため有償で施設を訪ね散髪するようになり、生計は居酒屋のアルバイトで立てた。施設で会った人に「いっそ自分の店を持てば」と勧められ、開業を決意し今年四月、開店した。
それから約五カ月。「一年間、髪を切っていないとか、一カ月間、髪を洗っていないという障害者もいた。『ありがとう』と言われたときがうれしかった」と話す。
来店が難しい人には訪問もする。シャンプー付きカットは、来店二千五百円▽在宅訪問三千八百円▽施設訪問千五百円など。予約制。
2006/09/20 神戸新聞
2011年(平成23年)8月2日付けの神戸新聞朝刊にて紹介していただきました。
心身に障害のある人も来やすい理容室を営業し、来店が難しい在宅介護の人には出張もする。「福祉の散髪」をさらに充実させようと、今年、介護福祉士の資格を取った。(三浦拓也)
「ただ髪を切るだけでなく、お客さんの体や病状、家族の負担も、ちゃんと理解したい。散髪をしながらいろんな話をして、気分も軽やかになってもらいたい」
18歳の時から、大阪や神戸の理容店で働いてきた。障害者のための散髪ボランティアを経験したことから、店に行きづらい人がたくさんいると知った。ホームヘルパー1級の資格を取り、2006年に神戸市西区枝吉4で店を構えた。高齢者や障害者の施設へも毎月、出張を続けている。
「自分も介護される側になるかもしれない。一人一人の個性が大事にされる環境づくりのため、少しでも役立ちたい」。
店は予約制(月曜休み)出張は神戸や芦屋、東・北播磨などが対象。
ウエザーコック℡078・920・1119
2011/08/02 神戸新聞